他にもいくつか気になるのがあるので、また手を出すかもしれない。
シナリオ
色々あってひょっこりひょうたん島状態の人類。どこかで指摘されていたように蒼穹のファフナーっぽい。
「ダメです、ヴェルシールド突破されます!!」
多分、公式で補完してもらった方が理解しやすいと思う。
私としては、ストーリーそのものには全く魅せられませんでした。
後述の演出面で誉めてるように、力作なのは感じ取れるのですが、
話そのものが面白いか? と聞かれればノー。
アエリアルが登場しないでこのまま空戦モノであったなら、
かなりの出来に仕上がったでしょう。
ですが、アエリアルが登場した時点で、人類は武器弾薬が無くなり詰み。
つまり、主人公が頑張るだけで他は一方的に守られる形になります。
序盤部分でどれだけASDF(戦闘機部隊)が頑張ったかを、それを描写した分だけに無力さ味わうことになるのでなんだかなぁって感じが抜けない。
量産型が登場するって話も聞きましたが、誰でも操縦できるのもそれはそれで嫌だ。
軍事用語(?)で厨二っぽさを際立たせているので、雰囲気はかなりいい。
物量差や波状攻撃による絶望感を演出する場面ではかなりアツイものがこみ上げてきましたし。なにより、柏木さんの戦死するシーンがたまらないですね!
戦死するシーンが他にもたくさんあるなら迷わず特攻する。
キャラクター
兄貴、食い過ぎ。他はリポーターが気に食わなかったくらい。
真実を告げることがジャーナリズム! 真実さえ与えれば、受け手は自分で考えてくれる!
こんな感じの偽善にイライラさせられた。一般大衆はそんなに賢くないです。ステマに流される奴と一緒で愚かなんです。
少しそれますが、最近話題のステマ。私は別にやってもいいと思います。
ステマ(サクラ)は場合によっては詐欺罪が適用され違法となるので、内容にもよりますけどね。
視たアニメが面白いかどうかすら、自分で判断も下せないまま流されてるやつがバカなだけなので。
そういった愚者は騙され続ければいい。本人達もその方が幸せでしょう。
「明日か、明後日。近いうちに私たちは死に絶えるでしょう」と聞かされて喜ぶやつもいないし、そんなものをわざわざ電波に乗せて流すんじゃねーよ、と。
リアルでも東電が凄まじい人災をやらかしましたが、あれに関しては報道統制しておいて正解だったと思う。
初日から全ての状況を筒抜けになっていたら、確実に国民パニック&血の雨確定だったはず。
私としては、血の雨降るくらいは起きてくれたほうがよかったと考えていますが。
どんな世界/業界でも、腐敗したモノを立て直すためには見せしめの血祭り位は必要。
魅せられたキャラクターそのものはいません。世界感や、戦闘描写が絡んでキャラが駒のように役割をはたしているのを見ると中々楽しくはあるんですが。
絵
アエリアルがジェフティっぽい。演出
戦闘機乗っているシーンで背景の空が流れたり、ミサイルが射出されたり、機動に合わせて揺れたりします。目パチもあり、立ち絵の変化も細かく、気合いに入れようは伝わる。伝わるんだけど、全否定された流れ。
戦闘機で戦ってる間は燃えたが、アエリアルが規格外だったせいで色々霞む。
なにあれ、今まで散々苦労してきたものを一瞬で殲滅しちゃうって。
楽曲
期待点(上限100)
70点
主人公が戦闘機パイロット訓練受けているし、人数・弾薬・食糧等についても盛り込まれた割と現実的な世界感なので、良くも悪くもファンタジー要素のアエリアルをどう処理するかが問題だと捉える。
複数の宇宙を精製して、ブラックホールを兵器転用できる技術レベルの機体が登場した時点で、後半に超展開がある可能性は否めまないが、
体験版の作りからしてクソゲーになることはまず無いと判断、購入候補筆頭。
7月のラインナップを見ている限り、
・仏蘭西少女(絵・塗り・再販)
・時計仕掛けのレイライン
(塗り、未完成や続編が出るとしても特攻したくなる位にテレカの破壊力がやば過ぎるんですけど!?)
・美少女万華鏡 -忘れな草と永遠の少女-(絵)
・いろとりどりのヒカリ(絵)
この辺で悩むかなーって感じです。
FD組をスルーならば、これに賭けるのも面白い。
『創世奇譚アエリアル』オープニング